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欠格条項の是非を問う②

障害者の欠格条項の是非について、障害者関係団体から完全撤廃を求める声を多く聞きます。

たしかに、例えば身体障害を持つ方なら、その身体にあわせた構造の自動車であれば運転が可能です。
私のかつての教え子にも小人症(原則身体障害者手帳対象外)の学生がいました。その学生は専用に改造された自動車を運転していました。
乙武洋匡氏も言っているように、環境を変えることで日常生活が支障なく送れるのであれば、それは(少なくともその部分は)障害ではなくなります。

しかし、これはあくまで身体障害者に対する運転免許の例。
では、美容師の仕事をしていた人が統合失調症を発症し休職、服薬により落ち着いたため美容師として復職したら?美容師は刃物を使います。正直なところ、いくら病気のことを勉強していても、服薬により落ち着いていても、怖いです。
長期入院している患者の中には、運転免許証を持っている人は多いです。もちろんゴールド免許。
おそらく今後運転する機会はないと思われる状況でも、免許更新にこだわる人も意外と多いのですが、その運転で一緒にどこかへ行くのは怖いし、実際には運転させられないのが現状。これが外来になるとかなり自分で運転して通院していたり支援施設へ通所したりしています。万が一、交通事故を起こした場合、どうなるのでしょうか。事故当時の「判断能力」が問われるのでしょうか。自動車を運転することの危険性を認識している人は少ないので、十分に考えられることなのです。てんかん患者による交通事故と全く同じ問題を孕んでいます。

ほとんどの資格・免許は、病気になったり障害を負う前に取得してしまえば(障害の部位や状態によりますが)そのことを隠し通せてしまいます。
前回も書いたとおり、そのことを証明させるのは非常に困難です。どうしてもというなら、障害や病気でないことを証明するしかありませんが、どう考えても現実的ではないです。

社会には危険を伴う資格・免許が多く存在していて、中には一歩間違えれば他者の命を奪ってしまうものもあります。そのような資格・免許には欠格条項があるのは当然のことだと思っています。仮に全廃した場合、そのことで大事故につながったとしても、「○○の障害があったから・・・」では済まないのです。人間には出来ることと出来ないことがあって当たり前。それを通常は自分で取捨選択しているのですが、他人から「これはダメ」と言われると反発してしまうんですよね。このような言葉でくくってしまうと「そんな言葉で済む問題ではない」と反論されるでしょうが・・・・結局のところ、そういうことだと思っています。


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まとめ【欠格条項の是非を問う】

障害者の欠格条項の是非について、障害者関係団体から完全撤廃を求める声を多く聞きます。たしかに、例え

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社会福祉士・精神保健福祉士有資格。現場から少し離れたことによっていろいろなことが見えてきました。

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