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障害者手帳の闇②

障害者手帳の闇①の続き>


障害者手帳の闇①で述べたとおり、障害者手帳は一般的に①身体障害者手帳、②療育手帳、③精神障害者保健福祉手帳のいずれかを指します。
このうち②療育手帳(知的障害者福祉法上の制度ではないため自治体により名称が異なる場合もある)については知的障害を持つ場合に交付されるもので、多くの場合幼少のころに取得します。先天的な場合が多いということです。
一方、①身体障害者手帳と③精神障害者保健福祉手帳についてはいつでも誰にでもその障害を持つ可能性があるため、成人が取得するケースが多いです。例えば、明日交通事故に遭う可能性は誰にでも同じ確立であるのです。

これらの手帳制度は、それぞれの障害を抱えることで社会生活に支障をきたす場合の支援を目的としています。
ですから、手帳を所持していることで税制面、公共交通機関等の優遇を受けることができ、その範囲も年々増えています。これは、あくまで本当にその障害を受けることで生活に支障が出てしまうから登場した制度なのです。
このため、例えばAさんとBさんが全く同じ障害を持っているとして、でもAさんは不便と感じていないのにBさんはどうしようもなく不便だと感じているなら、Aさんは手帳を所持せずBさんは所持している、ということもありえます。

手帳を所持するということは、自分は「障害者」と認めることでもあります。
自分はそう思っていなくても少なくとも他者からはそう見られます。
最初はそのことに抵抗を感じる人は少なくありません。何か負のレッテルを貼られたような気になります。

ただ、残念ながら人はどうしても楽な方へ流れてしまいがちです。
中途障害に多いことですが、「自分は障害者ではない。まだまだ出来ることはたくさんあるんだ。だから出来ないところだけ社会に力を借りるだけなんだ」と取得の際に葛藤した人も、いつの間にか慣れてしまうのです。手帳を持つことで様々な優遇を受けることに。
そして、(個人差はありますが)いつのまにか「自分はこんなに大変なんだから人より優遇されて当然」と思ってしまうのです。そう思ってしまうともう以前のようにがんばることをどんどん忘れていってしまいます。スーパー等で車椅子に乗って、「お前ら、俺はこんなに大変なんだから順番早くしろよ」と怒鳴りつける人を見かけるのははそういうことです。
そのような人は、その後手帳を取得した頃よりも状態が改善しても手放すことなんてできません。むしろ、身体は元気なのに様々な優遇はそのままなんて、超ラッキー♪ となるのです。
こんな状態が何年も続くと、今度は何気ない会話の中でも堂々と「俺、手帳持ってるんだ」と見せてくれる人もいます。

佐村河内氏の件で、厚生労働省は「たった一人の事例により制度改正をする予定はない」とのこと。
障害者手帳制度の目的って、何でしたっけ?


<障害者手帳の闇③へ続く>



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障害者手帳の闇①

最近、全聾の作曲家である佐村河内氏が実は別の人物に依頼していたというニュースが話題になっています。
どこまでが事実で虚偽なのか私には知る由もありませんが、ひとつだけ「ようやく社会が気づいたか」と思ったことがあります。それは障害者手帳のあり方についてです。

一般的に「障害者手帳」というと①身体障害者手帳、②療育手帳、③精神障害者保健福祉手帳のいずれかを指します。
彼の場合は聴覚障害者ですので①身体障害者手帳を所持しているということになります。

そもそも「身体障害者」とは、身体障害者福祉法 第4条に「この法律において、「身体障害者」とは、別表に掲げる身体上の障害がある十八歳以上の者であつて、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものをいう。」と明記されており、この別表については以下の通りとなっています。

 一 次に掲げる視覚障害で、永続するもの
  1 両眼の視力(万国式試視力表によつて測つたものをいい、屈折異常がある者については、矯正視力について測つたものをいう。以下同じ。)がそれぞれ〇・一以下のもの
2 一眼の視力が〇・〇二以下、他眼の視力が〇・六以下のもの
3 両眼の視野がそれぞれ一〇度以内のもの
4 両眼による視野の二分の一以上が欠けているもの
 二 次に掲げる聴覚又は平衡機能の障害で、永続するもの
  1 両耳の聴力レベルがそれぞれ七〇デシベル以上のもの
2 一耳の聴力レベルが九〇デシベル以上、他耳の聴力レベルが五〇デシベル以上のもの
3 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が五〇パーセント以下のもの
4 平衡機能の著しい障害
 三 次に掲げる音声機能、言語機能又はそしやく機能の障害
  1 音声機能、言語機能又はそしやく機能の喪失
2 音声機能、言語機能又はそしやく機能の著しい障害で、永続するもの
 四 次に掲げる肢体不自由
  1 一上肢、一下肢又は体幹の機能の著しい障害で、永続するもの
2 一上肢のおや指を指骨間関節以上で欠くもの又はひとさし指を含めて一上肢の二指以上をそれぞれ第一指骨間関節以上で欠くもの
3 一下肢をリスフラン関節以上で欠くもの
4 両下肢のすべての指を欠くもの
5 一上肢のおや指の機能の著しい障害又はひとさし指を含めて一上肢の三指以上の機能の著しい障害で、永続するもの
6 1から5までに掲げるもののほか、その程度が1から5までに掲げる障害の程度以上であると認められる障害
 五 心臓、じん臓又は呼吸器の機能の障害その他政令で定める障害で、永続し、かつ、日常生活が著しい制限を受ける程度であると認められるもの

ちなみに、7級には手帳はありません。6級以上が交付の対象となります。
交付には当然障害の状態が固定されたという主治医の診断が必要となりますが、時には状態がさらに重くなることもあれば軽くなることもあります。
ですから、手帳は障害の部位によって有効期限が設定されています。また、状態が変わったなら再申請することももちろん可能です。

誤解を恐れずに言うと「障害者」というだけで社会はやさしくなります。そして、寛大になります。
つまり、身体障害者手帳(障害者手帳全て)を所持しているだけで様々な優遇を受けることが出来るだけでなく、健常者と同じことをした場合の評価がより高くなります。

私が知っている情報では、佐村河内氏は2級を所持しているとか。また、2年ほど前から聞こえるようにもなっているそうな(実際に作曲していた新垣氏は出会った頃から会話をしていたようですが)。
ということは、佐村河内氏は障害の状態が改善しているにも関わらず手帳の更新をしなかった、あるいは不正に取得していたということになります。
手帳を所持していれば、全聾の作曲家のままでいれば・・・
難聴になったのが本当なら、当時はとてもつらかったと思います。しかし、そのおかげで世界中が彼に注目しました。オリンピックにも使用されました。本心はどうだったのかはともかく、もう引き返せませんね。全聾を通すしかありません。

きっと、ソチオリンピックで彼の曲が使用されなければ今もこれら一連の事実は誰も知らずにいたことでしょう。
しかし、使用されることになった。佐村河内氏の名前で。新垣氏はこれが嫌だったのだと思います。だから暴露した。
選手のことを思えば、せめて大会が終わってしばらくして落ち着いてから公表すればよかったのでしょうが、それでは新垣氏にとって意味がありません。
悲しいことですが、結局皆自分のことしか考えていないのですね。


<障害者手帳の闇②へ続く>



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ノロウィルス発生に社会は騒ぎすぎなのか?

先日、学校の給食センターに勤めている知人が最近話題のノロウィルスについて話をしていました。
「ノロウィルスが出たからっていちいち騒ぎすぎなんだよ。今休んでる人もいるけどしかたないじゃん。誰だって持ってるものだし、検査だって高くていちいちやってられないんだよ。」と。

たしかに、どんなに気をつけて生活していても相手は目には見えないウィルスですからどこかから持ってきてしまうのは仕方のないことかもしれません。
しかし、本当に「仕方ない」で済む話なのでしょうか。
毎回何か問題が出るたびに騒ぐマスコミについては事実“騒ぎすぎ”だとは思います。
ただ、その給食センター含む食品工場等に感染者が1人いたばかりにその食品を食べた人に感染し、その人が仕事を休めば今度はその人の職場に多大な迷惑がかかるかもしれません。学生等ならひょっとしたら家族に感染してその家族が仕事にいけないかもしれない。その職場に迷惑をかけてしまうかもしれない。
どう考えても「仕方ない」では済まない問題です。

以前、飲食店でアルバイトが冷蔵庫に入ったばかりに閉店した店について触れたことがあります。
そのとき、私は社会が過剰反応しすぎだと書きました。
それは、客には全く実害もなく店内調理場の消毒をしっかりすれば何の問題もないにも関わらず衛生面が損なわれたと大騒ぎをしたからです。

ノロウィルスはそれと全く状況が異なり、実害があちこちで出ていますよね。
やはり、「仕方ない」で済む問題ではないのです。
食品を扱う職場ならなおさら感染者を出してはいけないし、出てしまった時には速やかに対応すべきです。



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プロフィール

山村福ノ助

Author:山村福ノ助
社会福祉士・精神保健福祉士有資格。現場から少し離れたことによっていろいろなことが見えてきました。

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